2024/8/8-10
『やぶこぎ夏キャンプ2泊の部』を開催いたしました!
このキャンプは
自分の道を自分で切り開く力(藪漕ぎ力)を養うために行っています。
2泊の部には
中学生4人を含む、12人の子どもたちが参加してくれました!
昨年も2泊の部に来てくれた子やそのお友達
以前は一泊の部に来てくれていた子など
今回もリピーターが多めのキャンプとなりました。
名簿を見返して
「あー、この子は確か去年来たよなあ」
「この子はもう何回目かな」
なんて思いながら準備をするのが最近のやぶこぎキャンプです。
一泊の部とは
内容はもちろん、築ける関係性もそれに伴う時間の密度も変わってきます。
毎年楽しみの2泊の部。
今年はどんなキャンプになるのでしょうか!?
自由時間
2泊の部でも
中心となる過ごし方は
「自由時間」
今の子どもたちを取り巻く環境は
大人が作ったルールだらけです。
大人になったら
自由に自分で選ばなければいけません。
ルールのない道を進むかもしれません。
自分でルールを作る側になることもあります。
きっと
そんな時に必要な力は
子どものころの自由な遊びの中にあるんじゃないかなと思っています。
一泊でも自由時間をたっぷり摂りますが
時間があればあるほど
より濃密な自由時間になっていきます。
自分の世界にどっぷり入る子
新しくできた友達とたくさん遊ぶ子
最初は何すればいいかわからなくて手持ち無沙汰になっていたけれど自分の過ごし方を見つける子
疲れて眠る子
それぞれの自由時間を過ごします。
2泊の部は
木登りに成功する人(大人も)が多くて
過去最高に木に人が登りました笑
こかげの学校に
とってもいい時間が流れました。
キャンプの食住
自由時間が中心なのは変わりませんが
一泊の部と内容が変わってくるのは食事とお風呂でしょうか。
それでも
基本となるテント泊と火起こし
食材の調達は変わりません。
みんなでジャガイモを掘りにいきました。
キャンプも残すこと後一本。
「もう手加減しないで掘っていいよ!」
二泊の部では2回ジャガイモ料理があるからたっぷり掘ってください!
いつもの倍近い量のジャガイモをみんなで掘りました!
運ぶのが大変だ笑
昔の籠のようにジャガイモを運びました。
そして
テント張りに火起こし。
ベテラン中学生が中心に
手際良くテントを張り、火を起こすことができました。
「5年目にして、ついに教えられるようになったよ!」
来年からはスタッフだねー。
3、4人のチーム戦になる火起こしでは
敢えてナタとマッチは各チーム一つずつしか渡しません。
チームの中で自分の役割を見つけていきます。
ずっとナタで薪を割る子や
マッチで火をつけ続ける子
サポートに徹する子や
積極的に関わる子
「協力」と一言で言うけれど
いろんな協力の仕方があると思います。
それぞれが自分の役割を見出して
頑張る姿がとても印象的な火起こしです。
テント張りも
ベテランチームは早い!
自分たちのテントを立て終わったら
すぐに別のチームのテントのお手伝いに回ります。
こかげの学校のやぶこぎキャンプも4年目。
リピーターが多くなってきて少しずつ見える光景が変わってきました。
夜の準備もスムーズに取り掛かりました!
2泊の部ではカレーではなく、肉じゃが!!
(訳あって翌日の昼にカレーが待ってます)
収穫仕立てのじゃがいもをむいて
こちらでは火起こし準備
ドラム缶風呂隊も必死で火起こし
美味しい肉じゃがになったね!
流しそうめんとナンづくり
2泊の部の2日目の朝は
朝から流しそうめん!!
早朝から竹を切りに行きます。
立派な竹をみんなで運んで慣れてきたナタを使って割って流し台にします。
コップも竹からつくります!
大人がなんでも準備しすぎない。
みんなで作っていくキャンプです。
朝からの労働気持ちいいね笑
子どもたちからの提案で
くの字に折れ曲がった流しそうめんの台が完成しました!!
先頭で待ち構える小学生たち。
後半の取りこぼしを狙う中高生。
もはや、取りこぼしの終点のザルから貪り食う高校生。
性格出るなあ笑
一日過ごした後だから
みんな協力しながらできたね。
お昼ご飯は
ナンとカレー!(なんと!!カレーじゃないよ)
朝から生地を作って発酵さてて
お昼までに膨らんだ生地をこねこねします。
家でもパン作りをしていると言う中学生がヒーローでした。(スタッフにとっても笑)
2日目の夜の時間
「2日目の夜は長いよ。自由時間のうちに寝たい人は昼寝しておくといいよ。」
子どもたちもスタッフも仮眠をとって夜に突入です。
昼寝の時間があるのも2泊の部ならでは。(ないとキツイ笑)
夜は
温泉に行ってBBQ!!
みんなお好みのジュースで乾杯です!(もちろん大人もジュース)
1日の最後はキャンプファイヤー!ですが
その前にフェイスペイントマーカーを使って
顔や腕に文字や模様を描き合います。
キャンプファイヤーで自分の枷を外してもらいたい。
そのためのワンポイントです。
服や化粧、装飾は
時に人の背中を押してくれますよね。
さあ!
準備できたら
踊ろう!叫ぼう!!
自分を思いっきり出す機会なんて日常生活ではあまりありません。
周りに合わせて、自分を隠してしまいがち。
少しでも二日間で築いた関係性の中で自分を出す機会を作ってあげられたら。
みんなどうだったかな??
2日目の夜は夜更かしも解禁です。
宿泊学習といったら厳しい就寝時間ですね。
2泊の部の最後の夜は
もう自己責任です。
朝眠くても知らないぞー笑
それもまた一つの学びです。
昼寝を済ませた高校生や大学生、大人たちは
進路の話や悩みの話
「今までで一番辛かった時期はいつですか?」
そんな対話の時間を過ごします。
子どもも敢えて大人の時間に混ざってもらいます。
一部の
中学生や小学生も一緒に輪に入って
話しました。
もしかしたら
まだ何を言っているのかわからなかった内容もあるのかもしれません。
けれど、ふとした時に
「こんな生き方もあるんだ」
「この人もこんな辛いこと経験してきたんだ」
って思って
自分の生き方を見つけるきっかけになってくれればなあと思います。
さあ、もう流石に寝ようー(AM2:30)
最終日
2泊の部の締めくくりはスイカ割りです!
当初予定にはありませんでしたが
ともの友人がお裾分けしてくれました!
みんなラッキーだねー
朝ごはんを作って(火起こしから)
食べてテントも片付けて、自分の荷物もまとめて
あとはスイカを割るのみ!
終わってみたらスイカはボロボロ。
そして、
そのスイカに群がる子どもたち。
夏を食ったね!
最後に。
長かったような、短かったような
2泊のキャンプが終わりました。
みんなは長く感じたかな?短く感じたかな?
「家族のような関係性」
をいつも2泊の部では掲げています。
いい関係築けたかな?
家にも学校にも
ここにも
みんなの場所はある。
それが
解散した後のみんなの背中を押し続けることができたらなと願っています。
二日間
ありがとう!!