今年の春も始まりました!
「やぶこぎキャンプ!」
「人生藪漕ぎ」。
これは私、ヒトトキト代表飯塚の座右の銘です。
「藪漕ぎ」とは「ササや雑草、タケ、灌木等が繁茂し進行がままならない山野をかき分けて進む様子を表した言葉(Wikipedia)」のことです。
社会の多様化により、子どもたちの将来には多くの選択肢と自由があります。それ自体はとても喜ばしいことではありますが、選択肢が多いこと、自由であることは時に残酷な一面があると思います。誰かの言う通りに生きれば幸せになれるものではなくなってしまいました。自分で考えて調べて判断し、行動する。そして、その判断や行動に自分で責任をとっていかなければなりません。
これからの子どもたちは、そんな自由だけれども生きにくい、藪の中をかき分け、かき分け、生きていかなければなりません。
そんなこれからの社会を自由に生きていく力は「自然の中での自由な遊び」の中で育まれるものだと思います。
そんな想いで、子どもたちにこれからの社会を生きていく力を育むことを目的とし、「やぶこぎキャンプ」を企画しています。。
このキャンプでの経験が、これからの新学年に上がってからやこれからの人生を生きていくうえで、力となるよう精一杯のサポートしています。
デイキャンプ
春キャンプ第一弾は「デイキャンプ」です!
初心者にも参加しやすい回でした。
急遽のキャンセルもあり、
5名というこかげの学校では珍しい少人数のキャンプとなりました。
最初は緊張で不安いっぱいな顔をしていたみんなでしたが
やぎのごますけと触れ合ったり
初めましてでも遊びを通して仲良くなって
お昼ご飯を食べる頃にはお友達になっていました。
午後の自由時間には
絵の具を顔を塗りあっている姿や
ノコギリで枝を切っている姿など
それぞれが思い思いの遊びを満喫していました。
普段の生活では
家でゲームをするくらいだと話す子どもたち。
今日はのびのびと体や頭を使いながら
そして、友達と支え合いながら遊ぶことができました。
遊びを生み出す力。
子どもたちのその力にはいつも驚かされます!
キャンプ飯
少人数の開催になった今回のキャンプでは
少人数だからこそでできるキャンプ飯にも挑戦です。
一人一人、自分で食べるご飯は自分で作ってみましょう。
美味しくできたかな??
こかげの学校恒例の火起こしにも
一人一人が挑戦。
最初は苦戦して
諦めそうになるものの
いつの間にかナタやマッチの使い方も上手くなっていて
夕飯に必要な火を起こすときには
もう自分たちでつけることができました。
こかげの学校では
大人のスタッフが「手を出しすぎない」「口を出しすぎない」ことを大事にしています。
自分たちで気づくこと。
そして
諦めるのも自分の選択。
時間はあるからまた挑戦すればいい。
一人一人の挑戦を支えています。
夕飯に作ったポトフとハンバーグ、ご飯は美味しかったかな??
キャンプファイヤー
最後は大きな火を囲んで
1日を振り返りました。
一人一人と対話して1日を過ごすことができたキャンプだったような気がします。
子供達に助けられることも多く
居心地のいい時間が流れました。
少人数のキャンプだと
必ず目標に掲げる「家族のような関係」
子どもたちもきっと頭の片隅に置いておいてくれていて
家族のようになれるよう
頑張ってくれていたように思いました。
初めましての場所、友達、大人がいる中で
楽しく過ごすことはとても大変なこと。
1日という短い時間の中で
一人一人が仲良くなろうと努力した結果が
今回のキャンプだったように思います。
体調を崩していて
終始フラフラだった代表ののともですが
あと一泊、このメンバーなら一緒に過ごしたかったなあと
思ったりました。
ぜひ!次は一泊にも挑戦してみてくださいね。
参加してくれた子どもたち。
支えてくれたスタッフの皆さん。
ありがとうございました!