こかげの学校

やぶこぎキャンプ低学年の部①

こかげの学校では

この夏、やぶこぎキャンプを開催しています。

藪漕ぎキャンプとは

「藪漕ぎ」とは

「草むらをかき分けながら進むこと」を言います。

草むらをかき分け、くっつき虫を服にたくさんつけて、泥だらけになって家に帰る経験を今の子どもたちに提供したいという想いで開催しています。

また、自由に自分で考え、自分で判断し、自分で責任を負うことをこのキャンプでは重視しています。

主催者である自分の座右の銘「人生藪漕ぎ」という言葉にあるように

藪漕ぎをするように自分の人生を切り開いていく力をこのキャンプを通じて養って欲しいと想い藪漕ぎキャンプと名付けました。

やぶこぎキャンプ低学年の部①

8/3-4に

『やぶこぎキャンプ低学年の部①』を実施しました。

15人の子どもたち。

元気いっぱいです。

参加してくれてありがとう!

まる1日(9時から翌9時)の短い時間だけど、よろしくね!

お約束の確認

お約束の確認。

みんなで読み上げました。

自由だからこそ

楽しく過ごせるかどうかは

自分たち次第。

絶対守って欲しいのは

次の3つ。

①友達の心と体を傷つけてはいけない

②自然と支え合って生活しよう

③危険を正しく知り、正しく対処しよう

みんなで楽しく過ごせるよう

頑張ろう!

フィールド探検

まずは

2日間過ごすフィールドの探検です。

たくさんの遊びのヒント

たくさんの生き物たち

そして

たくさんの危険もあります。

みんなで見てまわりましょう。

自由時間

はやく遊びたくてたまらない!!!

そわそわしていた子どもたちに負けて

早めの自由時間!

お絵描き、虫捕り、かなちょろとり、火起こし、木工、水鉄砲

みんな思い思いの遊びへ向かいました。

最初は寂しかったけど、もう大丈夫!

水鉄砲合戦勃発

のこぎりやトンカチの使い方を学びます。

まだ何も教えていないのに

火起こしチャレンジ始まっていました。

みんなで遊ぶ

というより

それぞれが興味惹かれた遊びに突っ込んでいく印象です。

自由奔放でしたね!

テント張り

一通り遊びつくして

ひと段落したら(子どもの遊びには不思議と波があります。)

今日、夜眠るテント張りです。

みんなで協力して立てます。

今晩は雲行きがあやしいです。

しっかり立てましょう。

火起こし勝負

家ではガスからIHに

タバコも吸う人も少なくなり

蚊取り線香も仏壇の線香も無くなっている近年。

火に触れる機会が極端に少ない今の子どもたち。

けれど、

このキャンプでは

火は生活必需です。

マッチから火を大きくします。

大人でも難しいんですよ。

まず、安全な使い方を学びます。

グループ対抗で

火起こしチャレンジ。

組み方が芸術的

ふんだんにマッチを使うチームも。

最初のひおこし競争では

なた、マッチの安全な使い方しか伝えません。

どうやってつけるかは子どもたちの発想次第。

すごく時間はかかるけど

スタッフからのプチヒントで少しずつ、みんなつけられるようになっちゃうんです。

スタッフは

危なそうであれば口を出し

危なかったら手を出す。

あとは自分たちで頑張ります。

このキャンプで一番成長を感じられるのが

この火起こしですね。

自由時間

火起こし後の自由時間には

引き続き火起こしに熱中する子どもたち。

はじめて使ったマッチ。

「ボッ」となるのが楽しいみたい。

小学校低学年でも鉈だって使いこなせます。

バケツリレー

みんなが入るお風呂はドラム缶風呂!

みんなでバケツリレーして水を汲みます。

夕飯の準備&ドラム缶風呂の準備

分担してドラム缶風呂準備と夕飯の準備です。

 大人が割り振らず

子どもたちの希望を尊重します。

何度か希望を確認すると

周りの希望を見て

自分達で考えて

みんなで調整しあって

自然とバランスが良くなるんです。

大人が言わなくてもちゃんと決められるんですね!

食材は地元農家さんから仕入れさせてもらっています。

ニンジンは門澤さん

「甥っ子も大好きなニンジン。甘くて美味しいよ」

ジャガイモ、たまねぎは佐藤さん

「たくさん食べて体を丈夫にしてね」

トマト(明日の朝)は佐久間さん

「こんな時代だけど、夏を精一杯楽しんで!」

皆さんのメッセージ、子どもたちにも伝えさせていただきました。

皆さんありがとうございます。

「食育」と一言で言っても切り口はいろいろ。

食材のロスは、農に関わっているといろいろ矛盾を感じていて…

行き着いたのが、やっぱり「人」

食材と人とを繋げて

想いを伝え、子どもたちには一口でも頑張って食べて欲しい。

カレーライス&ドラム缶風呂

美味しそうなカレーライスです。

みんなお腹すいていたので

大量のご飯とカレーもペロリ。

ごはん中、風が強くなってきました。

なんだか、、心配だなあ。。。

食後には順番にドラム缶風呂。

温かいねー

突然の雨

ごはんを食べ終わって

ドラム缶風呂にはいいた後

やはり雨が降り始めました。

雨漏り防止のため、急いでテントにブルーシートをかけます。

キャンプファイヤーはさすがにできず。。

大きめの焚き火を炊いて

濡れた体を温めます。(特にスタッフ笑)

みんなはまだ寝たくなさそうだけれども

10時半には各自テントへ。

「2時まで起きてるんだ!!」

と話してくれた子どもたち。

ちゃんと朝起きてくるんだぞー

雷雨

2時まで起きていると話していた子どもたち

11時までにはどのテントも静かになりました笑

1日遊び疲れたもんね。

そんな寝静まった後

天気は大荒れ。

雷雨が激しくなりました。

スタッフはテントを移動させるべきか

頭を悩ませている中

子どもたちは

爆睡。

とても、たくましいです。

各テントに大人が1名ずつ入って見守りながら就寝となりました。

(ともは心配で寝られませんでした)

朝食づくり

翌朝、雷雨はすっかり過ぎました。

良く寝られた子、そうでない子もいたけれど

みんな元気です。

さっそく火起こしをしてくれました。

さて、9時にはお迎えがきます。

朝食の準備をしましょう。

キュウリはもぎたてです!

みんなでいただきます!!

苦手なトマトにも挑戦しました。

みんなありがとう

短い時間だったけれど

嵐の中でも、泣くこともなく

鉈やマッチにも果敢に挑戦し

みんな、とてもたくましく過ごしてくれました。

最初に

「楽しく過ごせるかどうかは自分たち次第」

と話しました。

初めての挑戦もたくさんあって

不安なことも多かったし

火起こしや料理、ドラム缶風呂の準備など

大変なことも多かったと思います。

はじめて会う友達と協力して過ごすのも

大変なことです。

そんな中

とても

みんなよく頑張って楽しく過ごしてくれました。

本当にありがとう。

最初は

寂しがってお母さんから離れられなかった子が

帰り際

「決めた!!来年も来る!!」

と言ってくれたこと

とても印象的でした。

また来年、会おうねー!