こかげの学校

やぶこぎ夏キャンプ2023 低学年の部①

やぶこぎキャンプ

今年の夏も始まりました!

やぶこぎ夏キャンプ2023!!

「人生藪漕ぎ」。

これは私、ヒトトキト代表飯塚の座右の銘です。

「藪漕ぎ」とは「ササや雑草、タケ、灌木等が繁茂し進行がままならない山野をかき分けて進む様子を表した言葉(Wikipedia)」のことです。

社会の多様化により、子どもたちの将来には多くの選択肢と自由があります。それ自体はとても喜ばしいことではありますが、選択肢が多いこと、自由であることは時に残酷な一面があると思います。誰かの言う通りに生きれば幸せになれるものではなくなってしまいました。自分で考えて調べて判断し、行動する。そして、その判断や行動に自分で責任をとっていかなければなりません。

これからの子どもたちは、そんな自由だけれども生きにくい、藪の中をかき分け、かき分け、生きていかなければなりません。

そんなこれからの社会を自由に生きていく力は「自然の中での自由な遊び」の中で育まれるものだと思います。

そんな想いで、子どもたちにこれからの社会を生きていく力を育むことを目的とし、「やぶこぎキャンプ」を企画しています。

このキャンプでの経験が、これからの夏休みやこれからの人生を生きていくうえで、力となるよう精一杯のサポートしています。

低学年の部①

小学1年生から小学3年生を対象とした

1泊2日の「やぶこぎ夏キャンプ低学年の部①」を

8/5-6に行いました。

低学年の部①は

やぶこぎキャンプで最も多い19人の参加となりました。

事前アンケートでも

「お友達をたくさん作りたい!」

「虫捕り!」

「おにごっこはできますか!?」

というコメントが来ており、始める前からにぎやかなキャンプになる気配がむんむんとしていました!笑

 はじめの会

大人数だからこそ

ちゃんとお約束守ってすごさなきゃね。

①お友達の心と体を傷つけないこと。

②自然と支え合うこと。

③期間を正しく知って正しく対処すること。

④熱中症に気をつけること。

一人一人が意識しながら過ごそうね。

 アイスブレイク&探検&目標決め

アイスブレイクには

恒例の名前爆弾ゲーム。

爆発しちゃったら

「やぶこぎ」キャンプらしく藪の中に突っ込んでもらいますよ笑

ルール説明中。

少し緊張は解れたかな?

そしたら

みんなが過ごす場所の探検に出かけよう。

「楽しいところ、危険な場所、一緒に探そうね」

探検中に早速大きめのかなチョロ(カナベビ)に遭遇。

見る目が真剣。(小学生の目つきではない笑)

ぐるっと回ってきたら水分をとって二日間の目標を決めよう。

何をしたいかな?

何を頑張りたいかな?

 自由時間

遊びの中心は

「お絵描き」

「虫取り」

「工作」

「水遊び」

高学年の部とは違って

名前のない、ルールのない遊びが中心になります。

塗り、塗らされ、

濡れ、濡らされ

声を掛け合うまでもなく

遊びが伝播していきます。

今回のやぶこぎキャンプでは

生き物の子どもが好きが多い回でした。

(去年の低学年の部でもここまでは多くなかった)

「ともー!カナヘビ捕まえたー!」

「ともー!カマキリ捕まえたー!」

「ともー!バッタ捕まえたー!」

何かと報告しに来てくれる子どもたち笑

こかげの学校のかなチョロはでかい。

オオカマキリを捕まえた!?

トンボと仲良し

いるのは知っていたけど

実物を見たのはともも初めて。

アリジゴク。

工作も人気です。

「初めてきた人でもここがなんの場所かわかるようにする!」と

各場所に看板を作ってくれました。

ありがとうねー。ずっとそういうの欲しいと思ってたんだよー。

ここには工作エリアの看板を設置。

遊びを通して

友達と仲良くなって、(時には喧嘩して)

コミュニケーション能力をつけていくし

命の尊さを知り

表現する力や課題解決能力を身につけていくんだと思っています。

みんなの表現、すごくきれいだったよー!

 テント張り

低学年の部では

初めて親元を離れて一泊を過ごす子どもも多くいます。

そんな一泊を過ごすテントを自分たちで立てます。

小さい体でたくさんの荷物を抱えて。

日差しが強く暑かったので

一度、日陰でテントを組み立ててから

外へ運ぶことに。

思ったよりも広いねー!

朝にはこんな感じ。

テントのいいところは

1人では組み立てられないこと。

組み立てるのに

声を掛け合わなきゃいけないこと。

一緒に寝るメンバーで協力しあって

お互いのことを知って

仲良くなろうね。

 火起こし競争

ご飯を食べるのにもお風呂にも入るのにも

欠かせない火起こし。

こかげの学校では

低学年でもマッチとナタと薪を使っての火起こしです。

「はじめてマッチを使う人??」

低学年の子どもたちだと結構手が上がります。

家でマッチを使う家庭はもうだいぶ少ないかな?

マッチとナタも

どれも危ないけど正しく使えば便利な道具。

お約束の③番。

「危険を正しく知り、正しく対処しよう。」

しっかり集中して使い方を学んだら

さあ、挑戦です。

最初はおっかなびっくり。

それでも果敢に挑みました。

低学年にだって

ナタを使えるし、マッチだって使えちゃう!

みんなつけられたね!

みんな得意気な表情。

最初はあんなに怖がっていたのに。

火がついた時は嬉しいよね。

 夜の準備

ご飯も

いつもは待っていれば出てくるかもしれないけど

やぶこぎキャンプでは

みんなで作らなきゃいけない。

「えー、やだー」

なんて言っていた子も

火起こしや野菜切りやお米炊きなど

自分のできることを探して頑張ってくれていました。

やぶこぎキャンプでの役割分担は自主申告制。

やりたいこと、挑戦したいこと、得意なこと、お友達と同じこと

いろんな想いで取り組んでくれます。

こちらは「野菜切りたい」

(カレーのジャガイモめっちゃ細かく切ってくれていました笑)

こちらは「かまど火起こしたい」

「ドラム缶風呂たい」

背負子(しょいこ)にはマキがたくさん入ってます。

 夕食&ドラム缶風呂&キャンプファイヤー

夕飯はカレー。

美味しいかな??

食べる場所は

外のブルーシートで星を見ながらか

芝の上でライトアップまで見ながらか

2択に分かれて

それぞれの意見を聞きつつ

どちらもいい意見だったから

悩んでいると

「外がいい人は外で、芝がいい人は芝でいいんじゃないーー??」

という意見が子どもたちから。

「んーーー、みんなで食べて欲しいけどーーーーそうしようか。」

こちらは外組。

星は綺麗??

こちらは芝組。

ライトアップもきれいだね。

二つに分かれたので

「いただきます」の挨拶をするともは

いつも以上に声を張って

「いただきます!!!!」

みんなで作ったカレーはどうかな?

自分たちで作れたね。

家でもお手伝いしてくれるかな?

ドラム缶風呂はどうだった??

家ではいるお風呂とはなんか違うね。

そして、

お風呂から上がったら

キャンプファイヤー!

大きな炎。

怖いけど、綺麗。

みんなで火を囲んで感想を言い合いました。

あと一日、最後まで仲良く過ごしていきましょう。

初めて親元を離れて寝る子たち。

不安を吹き飛ばすために

さあ、踊ろう!歌おう!

(2人ほど、食後すぐに寝てしまい、ドラム缶風呂、キャンプファイヤーできず、またリベンジしてー!お姫様抱っこでともがテントに連れて行ったのはここだけの話。)

 早起き

1番最初の目覚めは4:40。

「ひまーーー」

そりゃそうだ笑

5時半ごろになると

次第に起き始める子どもたち。

ぞろぞろと起きてすぐに

虫取り網、虫かごを持って

虫探し。

日本の夏だ笑

平和だ笑

 朝の準備

さあ、朝ごはんも作るよ!

野菜は

こかげの学校の畑(我が家の家庭菜園)で採れたて。

化け物みたいなキュウリがあって自慢気に持ち帰っていく子ども。(手が回ってない証拠を見せて回らないでくれー)

2日目になると

ナタの使い方も上手くなっています。

最後は1人1人盛っていって

いただきますー

 ​最後の自由時間

自分の荷物の片付けをみんなでした後に

最後の自由時間。

最後はどこか

落ち着きのある自由時間になります。

スタッフも

落ち着いてみんなの遊びを見守ります。

ともは

この落ち着きのある2日目の自由時間の空気感が好きなんだー。

バランスが取れた居心地の良さ??

なんなんでしょうねー。

(みんな疲れているだけ??笑)

 

 笑顔で「やぶこぎキャンプー!」

19人のお友達と一緒に過ごした一泊2日はどうだったかな?

嫌なことも我慢しなきゃいけないこともあったと思うけど

その中でも、精一杯全力で楽しんでくれました。

最後の集合写真でも元気いっぱいの笑顔を見せてくれました。

楽しく過ごせたのはみんなのおかげ。

本当にありがとう!

また、会おうねー!!

Let’s YABUKKOGI!!