今年の夏も始まりました!
「やぶこぎキャンプ!」
「人生藪漕ぎ」。
これは私、ヒトトキト代表飯塚の座右の銘です。
「藪漕ぎ」とは「ササや雑草、タケ、灌木等が繁茂し進行がままならない山野をかき分けて進む様子を表した言葉(Wikipedia)」のことです。
社会の多様化により、子どもたちの将来には多くの選択肢と自由があります。それ自体はとても喜ばしいことではありますが、選択肢が多いこと、自由であることは時に残酷な一面があると思います。誰かの言う通りに生きれば幸せになれるものではなくなってしまいました。自分で考えて調べて判断し、行動する。そして、その判断や行動に自分で責任をとっていかなければなりません。
これからの子どもたちは、そんな自由だけれども生きにくい、藪の中をかき分け、かき分け、生きていかなければなりません。
そんなこれからの社会を自由に生きていく力は「自然の中での自由な遊び」の中で育まれるものだと思います。
そんな想いで、子どもたちにこれからの社会を生きていく力を育むことを目的とし、「やぶこぎキャンプ」を企画しています。。
このキャンプでの経験が、これからの夏休みやこれからの人生を生きていくうえで、力となるよう精一杯のサポートしています。
高学年の部①(7月22日-23日)
一発目の高学年の部①を7月22日から23日の1泊2日で開催しました。
この回には
13人の子どもたちが集まってくれました!
そのうち
「やぶこぎキャンプ」経験者が7人!
リピーターも少しずつ多くなって来ている
やぶこぎキャンプです。
経験者と初参加の子どもたちが混ざり合ってどんなキャンプになるでしょうか??
始まる前からワクワクでした!
対話の時間
自由が多いキャンプ。
だからこその約束の確認です。
①友達の心と体を傷つけてはいけません。
②自然と支え合おう。
③危険を正しく知って、正しく対処しよう。
楽しいキャンプにするために
しっかりと約束を守って二日間を過ごしていこう。
二日間の目標を考えよう。
一人一人、目標達成に向けて頑張ろうね。
自由時間
2日間はとても天気も良く
「夏!」という感じでした。
自由時間を多く設定している「やぶこぎキャンプ」
高学年のいうこともあって
遊びの中心は野球など形ある遊び。
年齢が変わると遊びの形も変わってくるのがまた面白いです。
はじめましての多い中で
1人ではできない遊びを選択して
声を掛け合って遊びが展開される。
高学年ならではの姿です。
そして、暑さもあって
スナイパーが多く現れました笑
銃撃戦がが激しく行われ
スタッフも子どもたちもずぶ濡れです笑
最初は俯き加減にうじうじしていた子どもも
遊びを通して
お友達を作り、誰よりもわんぱくに変わっていった姿が印象的でした。
こちらは
お友達と一緒に虫取り&カナヘビを捕まえて
自作の虫かごに入れている子供達の姿です。
立派な虫かごでした。
テント張り
テント班ごとで協力し合って
テント張りです。
テントにマットに寝袋に。
両手いっぱい抱えて運びます。
経験者が初参加の子どもたちに教えている姿もちらほら。
3張りのテントが無事にできました!!
宿題の時間
高学年の部では
宿題の時間を設けています。
体を休めるという意味でも大事な時間。
自由もあれば
やらなければいけないこともある。
そういうもんなんだよ。
火起こし競争
やぶこぎキャンプ恒例の「火起こし競争」です。
料理にもお風呂にも
欠かせない火。
こかげの学校での火起こしは
マッチとナタとマキ
を使って行います。
各班での創意工夫と協力プレーで
火起こしに挑戦です!
経験者が
初参加の子どもたちや年下の子どもたちに指示を出していました。
2回目、3回目でも
意外に難しい火起こし。
無事に着火!!
早かったね!
火もナタなど刃物も
危ない道具。
だけれど、子どもたちから離してしまったら危ないまま。
正しく使えば便利な道具です。
小学生でもしっかり使いこなして
大きな怪我なく火をつけられるんです。
大人はよっぽど危なくなければ
口も手も出さず、近くで見守るだけ。
自分たちの力で
「火を付けられた!」
その経験が子どもたちにとっての自信に繋がれば嬉しいです。
夜の準備
夕飯はカレー
お風呂はドラム缶風呂です。
子どもたちへは
役割の選択肢を提示して
挙手制で選んでもらいます。
得意な役割を選ぶ子
二回目の参加で挑戦的な役割を選ぶ子
全体のバランスを見て役割を選ぶ子
自分で選んだ役割。
しっかり果たしていこう。
こちらはかまど隊。
火起こしに再チャレンジ!
マキが大量に必要だね。
こっちは野菜切り隊。
料理が得意な子も挑戦の子も。
こちらは
風呂焚き隊。
難易度高め。
あおげ、あおげ。
カレー&ドラム缶風呂
みんなの協力もあって
過去一早くカレーもお風呂も完成!
すごいぞ、まだ明るい!!
みんなで作ったカレーはどうかな?
お外で食べるカレーはどうかな?
※大量に作ったカレーもご飯も足りなくなり
急遽新しくスタッフが作りました。
高学年の食欲凄まじい。。
ドラム缶風呂はどうだったかな?
お風呂に入るより友達と話す時間を選択した子どももいました。
入ってほしい気持ちは山々だけれども、そこは尊重。
また、次の機会には入ってみてね。
キャンプファイヤー
こちらもやぶこぎキャンプ恒例のキャンプファイヤーです。
大量にキャンプファイヤー用の薪をもらいすぎたので
邪魔なのでこの夏で燃やし尽くしたい笑
一人一人、一日の感想を火にくべていきます。
あと一日、最初のお約束を守って過ごしていきましょう。
さあ、最後に歌って踊って
夜の不安や寂しさを吹き飛ばそう!!
朝の準備
朝も火起こしからスタート。
眠そうな顔をした子どもたち(とスタッフ)
君は
友達とハンモックで寝たんだっけ??
寝れたのかい??(その様子を見ると…笑)
朝食の準備も選択挙手制。
野菜隊の一部はきゅうりの収穫へ。
野菜隊
取ってきたきゅうりを切ります。
こちらは
ベーコン隊
パン隊。
きれいに焼けてきたね!
みんなでホットサンド
眠そうな顔の子もいるけど
いただきます!!
自由時間
2日目も暑い暑い。
雨水を溜めた200Lのタンクを空っぽにさせた
子どもたち。
メインは水道水へ
ホースを振り回して
みんなびしょ濡れ。
スタッフも諦めて濡れにかかります笑
スナイパー。
相変わらずの野球少年たち。
自分たちでルールを決めて
気を遣って攻守交代の声かけをしたり。
こちらでは
創作時間。
お昼ご飯の準備
早くもお昼ご飯の準備。
作らなきゃ食べられないよ。
作るためにはお昼前に動かなきゃ!
終わりの会
しっかり片付けをした後に
最後の自由時間を過ごして
終わりの会。
みんなにとってどんな一泊2日だったでしょうか?
今回はみんなに
「言葉でしっかりと伝える」ということをキャンプの中で都度都度伝えていました。
高学年になり
そして、キャンプにも慣れている子どもも多く
とも(代表)の話にもしっかり耳を傾けてくれる
君たちならできる
と思い、伝えていました。
嫌なことやして欲しいこと
はじめましての友達も多く
そして、学年も違う仲間同士で
言葉で伝え合うってとても難しいこと。
「言葉にしてごらん」
と伝えるとちゃんと
頑張って言葉にしてくれました。
キャンプから帰っても
「言葉に頑張ってしてみること」
大事にして欲しいな。
みんなの未来が明るいことを!!
みんなが未来を切り開いていけることを!!
やぶこぎスタッフ一同願っています!
Let’s YABUKIGI !
参加してくれたみんな
信頼しお子さんを預けてくださった保護者様
スタッフとして
子どもたちの活動を支えてくれたスタッフの皆さん
本当にありがとうございました!